圧倒的な歓喜!
時代や音楽がどんなに進化しても、変わることのない根源を高らかに唄いあげた、
trademarkの人生賛歌。
結成11年、少女であり少年だったメンバーが紆余曲折を経て見付けたのは「帰る場所のあるヨロコビ」。
それは家、海、地球、音楽であり。
年齢を重ねたことに伴うスケール感や、前作にも増して多彩なサウンドメイキングは、よりプリミティブな人間力を表現するために辿り着いた境地。
そして、時折曲の端々に感じられる土着的であり民謡的な要素は、昨年Vocal & Bass 三枝綾子(がまゑ)がアイスランドを訪れた経験にも見て取れる。
ひんやりとした空気=時代の中、そっと心を撫でていく一筋の陽射しのようなウェルメイド・ソング・ブック。
通作toeの美濃氏によるエンジニアリングであったところ、今作は1曲のみ依頼しその他は全曲Dr. 大知里によるセルフ・レコーディングを敢行。
いっそう、等身大の無垢な世界観を構築している。